歯科コラム

歯の磨き方やブラシの選び方

歯の磨き方やブラシの選び方

・歯ブラシの選び方

①硬さ

中程度の「普通」の歯ブラシ。

(歯周病で腫れがある方や出血がある方は柔らかめを使用してください)

オススメ歯ブラシ🪥

CURAPROX5460 CSスマート

クーレン®繊維(Curen®)の超極細毛と植毛数が5460本

(CS5460の場合)で、優しい磨き心地が特徴です。

超極細毛と、歯茎を傷めることなく歯間に深く入り込みます。 CSスマートはヘッドが小さく、女性に人気の歯ブラシです。

 

②形

ヘッドの大きさや毛の長さは人それぞれ口や歯の形が違うので自分の好みのもので大丈夫ですが、形は山切り型やドーム型ではなく直線型がよいでしょう。

むし歯の原因には「細菌(ミュータンス菌)」「糖質」「歯の質」の3つの要素があります。この3つの要素が重なった時、時間の経過とともにむし歯が発生します。

むし歯の予防法は、①むし歯菌を減らすことと、②その活動を抑えること、そして③歯を丈夫にすることです。

セルフケアが非常に重要になってきます。

・磨き方

磨き残しが多い方の特徴としてよくあるのは磨く順番がバラバラであったり磨きやすいところだけ磨いて、磨きにくいところをおろそかにしていることです。

歯ブラシを当てる位置があちこちにならないように順番に磨いていくことが重要です🪥

おすすめの方法として

ひと筆磨き 表側→裏側→噛み合わせ

歯ブラシの当てる位置

歯ブラシを当てる位置は歯と歯茎の間の境目です。

歯の先端は歯磨きで自然にブラシが当たる位置でもあり、唾液や唇の動きで歯垢はある程度取れています。

歯周病の原因になり虫歯に最もなりやすい歯と歯肉の間にしっかり当てるようにしてください。

当てる角度は歯の面に対して45度から90度です。

・磨き方

横に小刻みに動かしてください。

一本ずつ磨くような意識で磨いていただけるといいです。

前歯の裏だけは歯ブラシの先端やかかとの部分を使い、かき出すように磨いていただければキレイに取れます。

歯石がつきやすい場所は下の前歯の裏と上の奥歯の表側です。この二箇所は特に注意して磨きましょう。

●デンタルフロスで、奥歯の歯垢(プラーク)をかき出しましょう

奥歯に残った歯垢(プラーク)をしっかりと取り除くためには、デンタルフロスも有効です。奥歯の奥まで届くデンタルフロスを選びましょう。

当院はフロアフロスを販売してます。

フロアフロスはアフロヘアのようにうねる加工を施した384本もの糸が、より合わさってできています。

うねった糸が歯ぐきの中で広がり、細菌をしっかりキャッチ! 

プラーク除去率の研究では、「他のフロスに比べて汚れが取れる」という結果が出ています。

汚れがびっくりするくらい取れるので、歯科衛生士が使用するフロスはこれが多いです。

ではいつ磨くのか?

 

食事に砂糖が含まれていなくても、むし歯菌の餌になる糖分は含まれています。食事をするとすぐにプラーク中の細菌が糖分を取り込んで酸をつくるので食事をしたら磨くということが基本です。

朝食後、昼食後、就寝前、可能であれば間食の後。

寝ている間は、体の働きが低下していて唾液も出ないので口の中の細菌にとっては活動しやすい環境です。寝る前によく歯をみがいて細菌を減らしておくことはとても効果的です。

後は食事の時によく噛むことも重要です。

唾液が口の中の汚れを洗い流します。

唾液をたくさん出すには、食事の際によくかむことが大切です。また食べ物が口の中でかみ砕かれる際にも、歯の表面の汚れを取り除いています。いつも軟らかい食べ物をあまりかむことなく食べているようだと、プラークが歯に付着したまま、細菌が増殖を続けることになります。よくかんで食べること、できればかみごたえのあるかたいものを食べることは、むし歯予防に有効です。

紹介してる歯ブラシや歯磨き粉を使うことも有効的です。虫歯や歯周病どっちに特化しているものか見極めて使いましょう。

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