歯科コラム

むし歯・歯周病・知覚過敏 お口のトラブルの違いについて解説

歯の痛みや刺激を感じるとき、お口の中ではどのようなトラブルが起こっているのでしょうか?

多くの人がもしかしたらと考えるのは、むし歯・歯周病・知覚過敏の3つではないでしょうか?これらは罹患率も非常に高く、診断を受けていなくても多くの人が持っている病気です。

歯の痛みや冷たいものがしみる原因は?お口のトラブルの違い

歯の痛みや刺激を感じる場合、考えられる原因は主に以下の3つです。

この3つは似たような疾患に思われがちですが、それぞれ特徴や原因、痛みの感じ方が異なります。同じ痛みや刺激でも、感じ方の特徴がそれぞれ違うため、ある程度の予想をつけることは可能です。しかし、確実な診断は歯科でする必要があります。

自覚症状があれば早めに口腔ケアの見直しを!

どのケースであっても、自覚症状があるのにそのまま放置するのは危険です。症状が悪化し、取り返しのつかないことになる場合もあります。実際、歯を失う原因の1位は「歯周病」、続いて2位が「むし歯」です。また、知覚過敏と思って放置していると、実はむし歯や歯周病ということもあります。まずは、これまでの口腔ケアを症状に合ったケアに見直してみましょう。近年、歯への健康意識の高まりから、さまざまな口腔ケア用品が販売されています。

そもそもどのトラブルで痛みが生じているのか判断がつかない場合、早急な歯科受診をおすすめします。

虫歯・歯周病・知覚過敏 どれも予防が可能

3つに共通して言えるのは、どの場合も予防には正しい口腔ケアやブラッシングが大切だということです。

むし歯や歯周病の場合は、菌の増殖を抑えてくれます。奥歯や歯間など、歯ブラシでは磨きにくい箇所はフロスを使うと効果的です。

また、歯磨き後にマウスウォッシュを使用することで、殺菌効果によりさらに効果的に予防ができます。

知覚過敏の場合、過度なブラッシングで歯ぐきを痛めて歯ぐきが下がることが原因の1つでもあります。また、歯がしみるからと言って口腔ケアを怠っていると、症状が悪化し、歯ぐきの炎症で歯ぐきが下がり知覚過敏になるケースもあります。

そのため、虫歯・歯周病・知覚過敏にとって、正しい口腔ケアは大変重要なのです。

口腔ケアの方法を見直すだけでなく、それぞれの予防や症状に特化したケア用品に変えてみるのもおすすめです。

定期的に歯医者で検診を受けながら、自宅でのセルフケアを行いお口のトラブル予防に努めましょう。

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