まだまだ気温が高い日が続いていますが、もうすぐ食欲の秋がやってきますね🍁
美味しいものが増える季節だからこそ、食生活が歯の健康に与える影響にも目を向けてみませんか?

毎日の食事は、歯の健康にも大きく影響します。
むし歯や歯周病を防ぐには、歯みがきだけでなく「何を食べるか」も重要なポイントです。🍚
今回は、日々の食生活の中で意識したい栄養素や、歯にやさしい習慣についてご紹介します。
歯に良い食生活の基本は「栄養バランス」
歯を健康に保つためには、何よりも栄養バランスのとれた食事が基本です。
中でも特に意識したいのが、カルシウム、たんぱく質、ビタミンA・C・Dといった栄養素。
これらは、歯や歯ぐきの健康を守るために欠かせない役割を果たしてくれます。
ここからは、それぞれの栄養素と、含まれる食材について見ていきましょう。
1.カルシウム(歯や骨の材料になる)
まずは、歯や骨の土台となるカルシウム。
体内で不足すると、歯がもろくなってしまうこともあります。
〈多く含まれる食品〉
・牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品
・ししゃもやいわしの丸干しなどの小魚
・小松菜、チンゲン菜などの青菜類
2.ビタミンD(カルシウムの吸収を助ける)
次に、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも忘れてはいけません。
どれだけカルシウムを摂っても、うまく吸収されなければ意味がないのです。
〈多く含まれる食品〉
・鮭、サバ、いわしなどの青魚
・しいたけ、きくらげなどのきのこ類
・日光浴(皮膚でビタミンDが合成されます)
3.ビタミンA・C(歯ぐきの健康を保つ)
そして、歯を支える「歯ぐき」の健康に大切なのが、ビタミンAとC。
歯ぐきが弱ると、歯の健康も保てなくなってしまいます。
〈多く含まれる食品〉
・ビタミンA:にんじん、かぼちゃ、レバーなど
・ビタミンC:いちご、キウイ、ブロッコリー、ピーマンなど
歯に悪影響を与える食べ物にも注意
どんなに良い栄養を摂っていても、歯に負担をかける食べ物を多く摂っていては逆効果です。
以下のような食品は、頻繁に食べたり、だらだら食べたりするのを避けるようにしましょう。
■糖分の多いお菓子やジュース
チョコレート、キャラメル、グミ、清涼飲料水などは、むし歯菌が酸を出すもとになります。
特に歯にくっつきやすいお菓子は注意が必要です。
■ 酸性の強い飲み物
炭酸飲料やフルーツジュース、スポーツドリンクなどは、歯の表面を溶かしてしまう「酸蝕症(さんしょくしょう)」の原因になることもあります
食後のちょっとした工夫で歯を守る
食べ物の選び方だけでなく、食後のケア習慣も歯の健康にはとても大切です。
・食後はできるだけ早めに歯をみがく
・すぐ磨けない場合は、水やお茶で口をゆすぐだけでも効果的
・酸性の飲み物を摂った後は、30分ほど時間をあけてから歯みがきをする
秋の味覚を楽しみながら、歯も健康に
美味しいものが増える季節だからこそ、栄養バランスを意識した食事とちょっとした心がけが、歯の健康を守る大きなカギになります🔑
毎日の食事を見直すことで、むし歯や歯周病に負けない丈夫な歯を育てていきましょう🦷✨
気になることがあれば、お気軽にご相談ください😊