歯科コラム

たくさん噛んで食べることが当たり前になるように

噛むことで発達する、お子さまの脳とこころ

「おいしいね」

食べたものを美味しいと感じるのは、食べ物それ自体よりもむしろ、たくさん噛んで味わうという行為からこそ生まれるものです。

たくさん噛む習慣を身に付けると、お口の中や消化だけでなく、こころを含むからだ全体の健康づくりにも作用します。

満腹感

噛むことが満腹中枢を刺激し、食べる速さや量を調節する

発音・滑舌

噛むことで、あごや舌の筋力が正常化し、発音や滑舌を助ける

記憶力・集中力

あごの運動により脳の血流がよくなり、脳の機能を活性化

運動能力

よく噛む習慣により噛み合わせがよくなると、運動時のバランスや姿勢、筋力や瞬発力などの運動能力が正常化する。

情緒の安定

噛むというリズム運動により体の緊張がやわらいで、ストレスを解消する。

免疫力

唾液の分泌がよくなり、唾液に含まれる免疫物質が細菌を減少させ、結果的に病気になりにくくなる。

「たくさん噛む」ことは、幼い時から身近に気を付けることのできる習慣。
噛むことの大切さを認識し、ぜひご家庭でもよりよい食習慣を実践しましょう。

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