「歯石取りって必要ですか?」「痛みもないのに通う意味あるの?」
定期検診の中でも、特にご説明する機会が多い内容です。
実は、歯石は見た目以上に“厄介な存在”。
放っておくと歯ぐきの腫れや出血、さらには歯を失う原因にもなりかねません。
今回は、歯石取り(スケーリング)の重要性について解説します!
歯石とは?
歯石は、歯垢(プラーク)が唾液中のカルシウムなどと結びついて、石のように固まったものです。
毎日の歯みがきで落としきれなかった歯垢が、約2〜3日で歯石に変化すると言われています。
一度歯石になると、歯ブラシでは落とせません。
歯科医院で専用の器具を使って取り除く必要があります。

歯石を放置するとどうなる?
歯石そのものは固いだけで害はないように見えますが、歯周病の原因菌のすみかになってしまいます。
こんなリスクがあります
・歯ぐきが赤く腫れる(歯肉炎)
・歯を支える骨が溶ける(歯周病)
・口臭が強くなる
・最終的に歯が抜けることも…
自覚がないまま、少しずつ進んでしまうケースもあるので注意が必要です⚠️
歯石取りはどのぐらいの頻度で必要?
理想的には、3〜6ヶ月に1回の定期的なクリーニングをおすすめしています🦷
歯石のつきやすさは個人差がありますが、定期的にチェックすることで、歯周病の予防や早期発見につながります。

歯石取りに痛みは伴う?
多くの方が気にされるのが「痛み」です。
実際には、歯石が多くついている場合や、歯ぐきが腫れている場合に痛みを感じやすいです。
しかし、定期的に通っていれば痛みはほとんど感じません。
歯石除去の際は、歯ぐきの状態に合わせて最適な方法で処置を行います。痛みに配慮したケアを徹底しておりますので、ご安心ください。
歯石を取って、すっきり健康な口元へ
歯石は、放置すると見えないところでじわじわと歯ぐきをむしばんでいく存在です。
・痛くない=問題ない、ではありません
・歯石は自分では取れない
・定期的なクリーニングで健康を守れる
当院では、初めての方にも安心して受けていただけるよう、やさしく丁寧なケアを心がけています🍀
「最近、歯医者に行ってないな…」という方も、ぜひお気軽にご相談ください🫧