ワイヤー矯正とは

ワイヤー矯正は、最も標準的な矯正法です。歯の表面にブラケットと呼ばれる小さな装置を取り付け、これらをワイヤーで連結します。ワイヤーの力を利用して歯を徐々に理想的な位置に移動させることで、歯並びや噛み合わせの改善を図ります。

ワイヤー矯正の仕組み

ワイヤー矯正では、まず歯にブラケットを取り付けます。これらのブラケットは各歯に固定され、アーチワイヤーと呼ばれるワイヤーが通されます。このワイヤーは、軽い力を歯に伝え、少しずつ歯を移動させる役割を果たします。

治療中は定期的に歯科医院でワイヤーの調整を行い、歯の動きをコントロールします。この調整により、計画通りに歯が移動し、最適な位置に配置されます。

ワイヤー矯正の適応範囲

ワイヤー矯正の大きな特徴は、その高い適応力です。軽度から重度の歯並びの問題や噛み合わせの問題まで、幅広いケースに対応できます。例えば、歯が重なり合っている場合やスペースが不足している場合、出っ歯や受け口など、さまざまな問題を改善することができます。

さらに、子どもから大人まで幅広い年齢層に適用できるため、お子さんの成長に合わせた矯正治療にも有効です。

女性歯科医師による矯正治療

大阪くれあ歯科・矯正歯科では、認定医として矯正治療の経験豊富な女性歯科医師が矯正治療を担当します。女性ならではの細やかな視点を活かし、美しい歯並びと健康的な笑顔を実現するための矯正治療を提供しています。患者さん一人ひとりの美しさと健康に寄り添い、多くの方にご満足いただいています。

女性ならではの視点で美しい顔立ちを目指す

美しい歯とは、色や形、歯並びが整っているだけでなく、唇や口元、顔全体とのバランスが取れていることが重要と考えています。現代人の多くはあごの骨が小さく、歯がきれいに並んでいても口元が膨らんで見えたり、噛み合わせが悪くなったりすることが増えています。そこで、機能的で美しい歯の配置を目指す矯正治療が必要です。。

当院では、歯の位置や形、色を美しく整えるだけでなく、噛み合わせも考慮し、魅力的な口元を目指しています。顎顔面の成長を含め、骨格や歯列をトータルに考えた治療を行い、女性ならではの視点で唇とのバランスや笑顔の美しさにも配慮しています。上品で美しい口元と顔立ちを実現するための治療を提供し、患者さんに自信と健康をもたらします。

ワイヤー矯正のメリット・デメリット

メリット

1. 適応範囲が広いワイヤー矯正は、軽度から重度の歯並びや噛み合わせの問題まで、幅広い症例に対応できます。出っ歯、受け口、重なり合った歯など、さまざまな問題を解決できるため、多くの患者さんに適した治療法です。お子さんから大人まで年齢を問わず、さまざまなライフステージで効果的に治療を行えます。
2. 歯を効率良く動かせるワイヤー矯正は、ブラケットとワイヤーを使用して歯を効率良く動かします。それぞれの歯に適切な力をかけることで、計画通りに歯を移動させることが可能です。このため、短期間で効果的な結果を得ることができます。
3. 噛み合わせも細かく調整できるワイヤー矯正では、噛み合わせの調整も細かく行うことができます。歯の位置だけでなく、上下の歯の噛み合わせも最適な状態に整えることが可能です。これにより、見た目だけでなく機能的にも優れた結果を得ることができます。噛み合わせが良くなることで、咀嚼や発音が改善され、生活の質が向上します。
4. 矯正装置の管理が不要ワイヤー矯正は、取り外し可能な装置ではないため、患者さん自身での管理が不要です。装置を紛失する心配がなく、毎日の取り付けや取り外しの手間もありません。固定された装置で治療が進むため、治療計画に基づいた安定した効果が期待できます。

デメリット

1. 矯正装置が目立つワイヤー矯正の大きなデメリットは、金属ブラケットやワイヤーが目立つことです。特に大人の患者さんや外見を気にするお子さんにとって、矯正装置が目立つことは悩みの一つです。最近では、目立ちにくいクリアブラケットやホワイトワイヤーもありますが、完全に見えなくなるわけではありません。
2. 食事や歯磨きがしにくいワイヤー矯正中は、食事や歯磨きがしにくくなることがあります。硬い食べ物や粘着性のある食べ物は、装置にダメージを与える可能性があるため避ける必要があります。また、歯磨きも通常より時間をかけて丁寧に行う必要があります。ブラケットやワイヤーの間に食べ物が詰まりやすいため、口腔衛生に特に気をつける必要があります。
3. 痛みが比較的強いワイヤー矯正は、歯を移動させる過程で痛みを伴うことがあります。特に調整後の数日は、歯や歯茎に痛みや圧迫感を感じることが多いです。痛みの感じ方は個人差がありますが、多くの患者さんが治療初期に不快感を覚えることがあります。適切な痛み止めの使用や、柔らかい食事を摂ることで痛みを和らげることができます。

ワイヤー矯正の流れ

初診・カウンセリング

まず初めに、患者さんの歯の状態を確認するための初診を行います。歯並びや噛み合わせの問題点を把握し、矯正治療の必要性や治療方針について詳しく説明します。お子さんの場合は、親御さんとも一緒に治療の計画を立てることが大切です。この段階では、患者さんの希望や疑問を十分に伺い、最適な治療計画を提案します。

精密検査

次に、精密検査を行います。レントゲン撮影、写真撮影、歯型の採取などを通じて、詳細な歯列や骨の状態を確認します。このデータを基に、具体的な治療計画を立てます。患者さん一人ひとりの歯の状態や骨格に合わせたオーダーメイドの治療計画を作成します。

治療計画の説明

精密検査の結果を基に、具体的な治療計画を患者さんに説明します。治療の期間、費用、使用する矯正装置の種類など、詳細な情報を提供します。患者さんの理解と納得を得た上で、治療を進める準備をします。この段階で、治療に関するすべての疑問や不安を解消することが重要です。

ブラケット装着

治療計画に基づき、歯にブラケットを装着します。ブラケットは各歯に固定され、アーチワイヤーを通すことで歯を移動させます。装着時には、歯の表面をしっかりと清潔にし、正確にブラケットを取り付けます。この作業は細心の注意を払い、正確に行います。

定期調整

ブラケット装着後、定期的に通院してワイヤーの調整を行います。通常、月に一度程度のペースで調整が必要です。調整により、歯の動きをコントロールし、計画通りに歯が移動していくことを確認します。この段階では、歯の動きや治療の進行状況を細かくチェックし、必要に応じて治療計画を微調整します。

ブラケット除去・保定期間

治療が完了し、歯が正しい位置に移動したら、ブラケットを取り外します。この後、リテーナーと呼ばれる保定装置を使用し、歯が元の位置に戻らないように保定期間を設けます。保定期間中も、定期的に通院して歯の状態をチェックします。保定期間は数ヶ月から数年にわたり、患者さんの歯並びが安定するまで続けます。

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