リップアートとは

リップアートメイクは、美容医療の一環として唇に色素を入れ、自然で美しい唇の色を長期間維持する技術です。この技術は、元々は「アートメイク」として知られ、皮膚に色素を注入して自然な肌の色を取り戻すために開発されました。アートメイクは、白斑症や手術、ケガによって肌の色が不自然になった場合に、その色を修復するために使用される準医療技術です。「パラメディカルピグメンテーション」や「メディカルタトゥー」とも呼ばれます。

こんなお悩みはありませんか?

  • 毎朝のメイク時間を短縮したい
  • リップの化粧直しを減らしたい
  • 唇を大きく見せたい
  • 顔全体を明るく見せたい
  • 唇の血色が悪い
  • 口角が下がっている
  • 唇の形が左右非対称
  • 口紅の発色が悪い
  • マスクでリップが落ちるのが気になる
  • 歯にリップがつくのが気になる

こうしたお悩みがある方には、リップアートがおすすめです。まずはお気軽に大阪くれあ歯科・矯正歯科までご相談ください。

当院ではリップデザインだけでなく、歯並びや噛み合わせも考慮したトータルデザインを提案します。唇と口元全体のバランスを考えたデザインで、より美しく自然な仕上がりを目指します。

診察・相談

まず、歯科医師との問診や診察を通じて、リップアートメイクの詳細を説明します。施術のメリットだけでなく、デメリットやリスク、副作用、費用、施術の流れや施術後の経過についても十分に説明します。この段階で不明点や不安な点があれば、すべて解消してから次のステップに進みます。

麻酔と施術

デザインが決定したら、施術日を予約します。施術当日はまず麻酔薬を塗布し、十分に効いてから極細針で局所麻酔を行います。唇は痛みを感じやすい部位のため、麻酔がしっかり効いていることを確認してから施術を開始します。施術は通常120分程度かかりますが、デザインの再確認を含む場合は150~180分かかることもあります。

施術後のケア

施術後は、唇にじんじんとした痛みが残ることがあるため、クーリングを行い、疼痛管理と腫れの軽減を図ります。術後の経過や注意点、ワセリンの塗り方なども詳しく説明します。腫れは3日から1週間程度続くことがありますが、痛みや腫れが続く場合は保冷剤でクーリングすることで緩和されます。腫れの程度は個人差がありますので、適切なアフターケアについてはスタッフが丁寧に提案します。

リップアートとタトゥーの違いは?

タトゥー(刺青)は、皮膚の深い層である真皮に色素を注入してデザインを施す技術です。真皮に色素を入れるため、デザインは半永久的に残ります。

深い層に色素を注入するため、施術時には痛みが伴います。タトゥーは基本的にファッションとして楽しむものであり、個性的なデザインやアートを肌に描くことが主な目的です。

アートメイクは皮膚の比較的浅い層である表皮の深い層側に色素を注入する技術です。表皮の層に色素を入れるため、色合いは自然であり、ファッション目的ではなく、自然な仕上がりを目指す準医療技術です。リップアートはこのアートメイクに該当します。

アートメイクは、肌の表面近くに色素を入れるため、目立つことが少なく、施術後の仕上がりも自然です。

ゆっくりと退色していくアートメイク

タトゥーは真皮に色素を入れるため、時間が経っても色がほとんど消えません。しかし、アートメイク(リップアート)は表皮に色素を入れるため、1年から数年かけてゆっくりと退色していきます。このため、一度決めた色合いを後で変更したり、自然に戻したりすることが可能です。

アートメイクとタトゥー(刺青)は、施術の目的や方法、仕上がりに大きな違いがあります。施術を受ける際には、それぞれの特徴を理解し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

リップアートのメリット・デメリット

メリット

1. 血色の良い唇を長期間維持日本人は西洋人と比べて唇の色が暗くなりがちです。リップアートメイクでは、日本人特有の暗い血色を明るくし、色素を表皮の奥に注入することで、1年から数年にわたって持続します。この準医療技術を用いることで、常に健康的で明るい唇を保つことができます。
2. 唇の形を整え、立体感を出す多くの人が唇の形に悩みを抱えています。生まれつき左右非対称であったり、唇が薄かったりすることが原因です。また、年齢を重ねると表情筋の関係で口角が下がり、暗く地味な印象を与えることもあります。リップアートメイクでは、色素を注入するだけでなく、立体感を持たせることで、理想的な唇の形を自然に実現できます。専門の歯科医師が顔全体のバランスを考慮して施術するため、理想の唇を手に入れることができます。
3. 毎日のリップメイクからの解放リップアートメイクの最大の特徴は、長期間にわたって理想の唇を維持できることです。これにより、毎日のリップメイクの時間から解放されます。食事や会話の後に口紅が取れてしまう心配もなくなり、常に自分のベストな唇でいることができます。
4. 素顔に自信を持つことができるリップアートメイクの色素は洗顔しても落ちないため、素顔でも美しい唇を維持できます。素顔に自信が持てるようになることで、自分自身にも自信を持つことができます。これにより、社交的で前向きな気持ちが生まれ、日常生活がより充実したものになるでしょう。

デメリット

1. デザインの仕上がりが期待と異なることがあるリップアートメイクで最も多いトラブルは、「仕上がりが思っていたのと違う」というデザインに関するものです。この問題の多くは、施術前の患者さんと施術者とのコミュニケーション不足が原因です。理想のデザインをしっかりと共有し合うことが不可欠です。当院では、デザインの不一致が起こらないように、事前に十分な時間を取って診察と相談を行い、患者様の希望に沿ったデザインをすり合わせます。
2. 半永久的には残らないためメンテナンスが必要リップアートメイクは、半永久的に唇の色を保つことはできません。自然な色合いに近づけるために、色素は表皮の奥の層に注入されますが、表皮は新陳代謝により徐々に退色します。そのため、1年から数年ごとに色素の調整が必要です。施術後もメンテナンスに費用がかかることをデメリットと感じる方もいるかもしれません。
3. 他のパーツに比べて腫れが出やすいリップアートメイクは、タトゥーとは異なり、皮膚の表面の部分に色素を注入するため、痛みが比較的少ないのが特徴です。しかし、唇は顔の他のパーツに比べて皮膚が薄く、普段あまり痛みを感じることがないため、痛みに敏感です。そのため、リップアートメイクでは腫れや痛みを感じることがあるかもしれません。
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